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    本りェブサむトは䞋蚘URLに移行したした (2020.05.24)

    https://class.ryoheikan.com/

  • Outline

    2019幎床東京藝術倧孊矎術孊郚絵画科油画専攻においお、菅亮平通幎れミ「プレれンテヌション・スタディ」を開催したす。本講座は、アヌティストにずっおのプレれンテヌションの圚り方を䞻題ずしたレクチャヌ及びディベヌト圢匏のれミであり、2019幎6月から2020幎1月たでの間に幎十回のプログラムを予定したす。本孊油画科に圚籍する孊生のうち垌望者を䞻な受講察象ずしたすが、他科の圚孊生も参加可胜です。開講日時はその郜床告知したすが、月に~2回の頻床で、授業終了埌の倕方の時間垯に、参加孊生からの質疑応答や個別察応の時間を含めお90分~120分のボリュヌムで構成したす。たた、10月に油画科で開講される「2019幎床実技カリキュラム 非垞勀レクチャヌC」の期間内には、アヌティストにずっおのプロポヌザル䌁画曞・提案曞の䜜成をテヌマに蚈四回にわたっお集䞭講矩を行いたす。

  • Purpose

    アヌティストにずっお、「衚珟」ずいう蚀葉の意味やその行為の範疇はどこたでを指すのでしょうか。それは、䜜者ず䜜品の単䞀的な関係の䞭だけで終始するものではありたせん。矎術が「芋お、感じ、考え、衚し、䌝える」ずいう人間の瀟䌚生掻におけるコミュニケヌションの根幹に寄䞎するものであるず考えたずき、他者ずの関係性に基づく「䌝達」や「共有」ずいった芳点が「衚珟」には垞に䌎いたす。埓っお、各自の創䜜掻動においお豊かな瀟䌚性を獲埗するその過皋の䞭の「プレれンテヌション」の総䜓が、アヌティストにずっおの「衚珟」であるず考えられるのです。本講座では、ポヌトフォリオ、プロポヌザル、ステヌトメント、トヌクなど、䜜品制䜜の呚蟺あるいはその前埌に必芁ずされる衚珟掻動に぀いお、その基本ずなる考え方や具䜓的なメ゜ッドを䜓系的に玹介するこずを目指したす。たたここでは、珟代矎術を䞭心的な話題ずしお扱いたすが、倚様な創䜜掻動の圚り方を前提ずし、様々な衚珟領域に適甚可胜な拡匵性のある講矩を旚ずしたす。「自分の考えを他者が理解できるように目に芋える圢で瀺す」ずいう、アヌティストの基本に立ち返りながら、プレれンテヌションにおける総合的な衚珟力に぀いお考えおいきたしょう。

  • Program

    ① ポヌトフォリオ (6月)

    ② アヌカむブ (7月)

    ③ プロポヌザル 1 (10月)

    ④ プロポヌザル 2 (10月)

    â‘€ プロポヌザル 3 (10月)

    ⑥ プロポヌザル 4 (10月)

    ⑩ ステヌトメント (12月)

    ⑧ トヌク (12月)

    ⑹ むンタヌネットず゜ヌシャルメディア (1月)

    ⑩ 英語 (1月)

    ※党講座終了したした。

  • Lecture

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「ポヌトフォリオ」

     

    日時2019幎6月28日金 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校舎 䞭倮棟第講矩宀

     

    アヌティストにずっおの䜜品制䜜ずは、長い期間にわたっお連綿ず継続されおいくものです。たたその倉遷ず展開の䞭で、各自の制䜜のテヌマやスタむルを埐々に構築するこずができたす。そしおプレれンテヌションの珟堎では、自身の創䜜掻動の軌跡を䌝えるための「ポヌトフォリオ」の䜜補が重芁になりたす。ポヌトフォリオは、単に時系列に埓っお䜜品の写真を収めた「アルバム」ずは性栌を異にするものであり、掻動の抂芁あるいはその総䜓を代匁しおもらうための的確な線集が必芁になりたす。ここでは、アヌティストが自身のアむデンティティを衚明し各自の掻動の起点を圢成しうるポヌトフォリオの圚り方を理解するこずを目指しお、その基本的な構成や䜜補方法を参考事䟋ず共に玹介したす。各自が䜜補したポヌトフォリオのファむルやデヌタを圓日に持参しおもらえれば、それらに぀いおコメントをする時間も蚭ける予定です。

     

    告知甚ポスタヌ

    授業甚レゞュメ

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「アヌカむブ」

     

    日時2019幎7月16日火 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校舎 絵画棟2F挔習宀​

     

    デゞタル化が進む今日の瀟䌚においおは、電子メディアによるアヌカむブの圚り方が様々な局面で議論・暡玢されおいたす。しかし、矎術は䞀般に「モノ」を扱う分野でもあり、物理媒䜓ず電子媒䜓の双方のアヌカむブが垞に課題になりたす。そしお、自身の䜜品や展芧䌚ずいった創䜜掻動のハむラむトを写真や映像で適切に蚘録・保管・敎理し、これを掻甚するこずは、アヌティストのプレれンテヌションにおいお最も重芁な芁玠であるこずに他なりたせん。たた䞀方で、アヌティストにずっおの創䜜ずは、単にスタゞオの䞭での䜜品制䜜や展芧䌚の開催だけを指すわけではなく、そのワヌクフロヌは日垞生掻の䞭で既に始たっおいたす。䜕気なく撮圱したスナップや、思い぀いたこずを曞き留めたメモ、気になったりェブサむトの蚘事のスクリヌンショットなど、普段の生掻の䞭で玡がれた现やかな情報の集積が䜜品制䜜に関わっおくるず蚀えたす。さらに、制䜜プロセスにおける皮々のアヌカむブは、ずきに䜜品の成立そのものに倧きく関䞎し、それ自䜓が䜜品を圢成するこずさえあるのです。ここでは、単にプレれンテヌションずいう芳点だけにずどたらず、矎術ずアヌカむブの関係に぀いお倚角的に考察するこずを目指したす。

     

    告知甚ポスタヌ

    授業甚レゞュメ

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    プレれンテヌション・スタディ 第〜第回 終了

    ドロヌむングずしおのプロポヌザル

     

    油画科「非垞勀レクチャヌC」党回集䞭講矩

    察象「自䞻制䜜」遞択の油画科,幎生ず垌望者​

     

    䞖の䞭には、アヌティストは非垞識的な人間であるずいう芋方もあるかもしれたせん。しかし、アヌティストが創䜜掻動における様々なビゞョンを実珟するためには、数え切れないほどの珟実的な問題ず䞀぀䞀぀向き合い、それらを「垞識的に」解決しなければならないこずも事実です。非垞識的であるべきなのは、本来その芋掛けや振る舞いではなく、アヌティストが生み出すアむデアの方なのです。「䌁画曞、提案曞」を意味するプロポヌザルは、瀟䌚の枠組みの䞭で各自のアむデアを実珟するための第䞀歩です。そしおプロポヌザルをたずめるにあたっおは、それぞれの狙いに基づいたむメヌゞの䜜画展瀺のシミュレヌション図などずいったビゞュアラむれヌションの芁玠に加え、制䜜テヌマや䌁画趣旚などの文章蚘述、たた䞀方で予算や進行蚈画などの事務的な内容も含たれたす。本講座では、プロポヌザルの䜜成をいわば広矩の意味での「ドロヌむング」ずしお捉え、各自のビゞョンを具䜓化させるプロセスずその耇合的な創造性のあり方に぀いお考察を行いたす。ここでは䞻に展芧䌚の蚈画を目的ずした内容に重点を眮きたすが、アヌトプロゞェクト、レゞデンスプログラム、留孊、奚孊金など、甚途別のプロポヌザルの䜜成に察しおも理解を促したす。

     

    告知甚ポスタヌ

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    プレれンテヌション・スタディ 実習課題 終了

    「䜜品が展瀺された状態の想像図を䜜る」

     

    締切2019幎10月23日氎 17:00

    察象「自䞻制䜜」遞択の油画科,幎生ず垌望者​

     

    10月1日〜25日の「非垞勀レクチャヌC」の期間内には、プロポヌザル䌁画曞、提案曞の䜜成をテヌマずした「ドロヌむングずしおのプロポヌザル」を党四回の集䞭講矩の圢で行いたす。同期間の遞択カリキュラムの䞭で「自䞻制䜜」を遞択した孊郚䞀、二幎生は、この「非垞勀レクチャヌC」を受講するこずになっおいたす。本講座では、䞻に展芧䌚の開催を前提ずしたプロポヌザルの䜜成に぀いおの包括的なレクチャヌを行いたすが、その䞭で展芧䌚の様々なシミュレヌション画像の䜜画方法を玹介したす。受講生はそのレクチャヌの内容を参考にしお、各自の䜜品過去䜜品でも珟圚制䜜䞭の䜜品でも良いが展瀺されおいる状態を他者に䌝えるための絵あるいは図点以䞊を期日たでに䜜補しおください。䜜画のための玠材ず方法は、手曞きのスケッチ、写真によるコラヌゞュ、暡型の写真、デゞタルむメヌゞなど、各自の創䜜内容に応じお自由に行っおもらっお構いたせんが、最終的には䜜品画像ずずもに画像デヌタの圢匏で提出を行いたす。授業最終日の10月25日には、各自が提出した䜜品画像ず展瀺シミュレヌション画像をもずに、3〜5分のプレれンテヌションを党員に行っおもらう予定です。

     

    受講生の実習課題「䜜品が展瀺された状態の想像図を䜜る」

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「プロポヌザル 」

     

    日時2019幎10月10日朚 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 絵画棟2F挔習宀​

     

    展瀺のシミュレヌション
    「非垞勀レクチャヌC」における「ドロヌむングずしおのプロポヌザル」の初回にあたる本レクチャヌでは、たずここで話題ずする「プロポヌザル䌁画曞・提案曞」の抂芁ず講座の趣旚に぀いお解説を行いたす。そしお、展芧䌚䌁画のプロポヌザルの䜜成においお最も重芁なポむントである、展瀺シミュレヌションのためのビゞュアルむメヌゞの様々な䜜補方法ずその事䟋に぀いお玹介したす。日本における矎術倧孊の油画科の状況を考えたずき、倧孊入孊埌は立䜓や映像、むンスタレヌションなど、様々な衚珟メディアを甚いた創䜜に発展しおいく孊生が少なくありたせん。しかし受隓時にはデッサンを始めずした絵画の基瀎力が必芁ずされるため、ほが党員が絵を䞊手に描くこずができるず蚀っお差し支えないでしょう。ここでは、そのような䜜画スキルをプロポヌザルの䜜成においおも発揮するこずを目指したす。たた展瀺暡型の䜜補方法に぀いおも説明を行い、展芧䌚の䌚堎構成を俯瞰的に探求するそのあり方を玹介したす。同期間内の遞択カリキュラムにおいお「自䞻制䜜」を遞択しお本講座を受講する油画科孊郚䞀、二幎生の孊生は、実習課題「䜜品が展瀺された状態の想像図を䜜る」の前提ずなるレクチャヌ内容ですので、出垭を心がけおください。

     

    告知甚ポスタヌ 

    授業甚レゞュメ 

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「プロポヌザル 」

     

    日時2019幎10月15日火 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟第講矩宀

     

    プロポヌザルの曞類䜜り 
    プロポヌザルを䜜成・提出するにあたっおは、プレれンテヌション・スタディ 第回「プロポヌザル 」で取りあげたビゞュアルむメヌゞの提瀺に加えお、様々なテキストワヌクが必須になりたす。その䌁画の趣旚や内容を文章で曞き衚すだけではなく、プログラム、予算、進行予定、掚薊曞の䟝頌など、倚岐にわたる項目に぀いお具䜓的な蚭定をしなければなりたせん。アプリケヌションを目的ずしたこのような曞類䜜りに察しおは、誰しもが苊手意識を感じたり面倒だず思う気持ちが沞くものです。しかしアヌトの䞖界においおも、各自の創䜜掻動の発展やキャリアメむキングの䞊で、様々な曞類のフォヌマットに適切に察応する胜力や経隓が重芁になりたす。ここでは、実際の展芧䌚や助成プログラム等の公募内容を参照しながら、各自の目的意識ず蚈画を明確に他者に䌝える曞類䜜りに぀いおの考察を行いたす。展芧䌚、アヌトプロゞェクト、レゞデンスプログラム、留孊、奚孊金など、異なる甚途に応じたプロポヌザルの䜜成に぀いおの包括的な理解を埗るこずを目指した、極めお実践的な講矩内容です。

     

    告知甚ポスタヌ 

    授業甚レゞュメ 

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「プロポヌザル 」

     

    日時2019幎10月21日月 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 絵画棟2F挔習宀​

     

    ノェネチア・ビ゚ンナヌレのプロポヌザル読解 

    プロフェッショナルなアヌトの珟堎で提出される展芧䌚の䌁画曞ずはどのようなものなのでしょうか。ここでは、プレれンテヌション・スタディ 第・回の「プロポヌザル ・」の講矩内容を螏たえお、過去回、、幎の「ノェネチア・ビ゚ンナヌレ囜際矎術展」の日本通のコンペディションにおいお提出された蚈点のプロポヌザルの内容を参照したす。独立行政法人囜際亀流基金The Japan Foundationが䞻催するノェネチア・ビ゚ンナヌレの日本通における応募ず遞考プロセスは、参加アヌティスト自身が䞻䜓ずなるものではなく、展芧䌚のキュレヌションを行う䌁画提案者䞻にキュレヌタヌなどが䜜成したプロポヌザルに基づいおいたす。そしお䞖界最高氎準の囜際展に向けお準備されたそれらの内容は、日本語で珟圚アクセスしうる、最も良質な珟代アヌトのプロポヌザルの事䟋であるず蚀えたす。今日の瀟䌚をどのような問題意識に基づいお県差し、どのようなアヌト䜜品が日本から䞖界に向けお発信されるべきなのか。その議論の内容を知るこずは、アヌティストが各自の䜜品制䜜の展開や展芧䌚䌁画における芖座を蚭定する䞊においおも有意矩な機䌚であるず考えたす。

     

    告知甚ポスタヌ

    授業甚レゞュメ 

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    プレれンテヌション・スタディ 校倖芋孊 終了

    「 PARADISE AIR 蚪問」

     

    日時2019幎10月22日火 14:00~16:00

    堎所PARADISE AIR千葉県束戞垂本町15-4

     

    アヌティスト・むン・レゞデンス『 PARADISE AIR (パラダむス・゚ア) 』は、千葉県束戞垂に䜍眮する、囜内倖からアヌティストが蚪れ滞圚し䜜品制䜜や発衚を行う、芞術家滞圚斜蚭およびプログラムです。10月22日に同斜蚭内ラりンゞで開催されるトヌクむベント「䞖界のアヌティスト・むン・レゞデンスから日本線」を聎講し、むベント終了埌にはレゞデンス斜蚭を芋孊したす。関心のある孊生は講垫ず䞀緒に参加し、アヌティスト・むン・レゞデンスに぀いおの理解を深めたしょう。

     

    䞖界のアヌティスト・むン・レゞデンスから日本線
    日皋2019幎10月22日火・祝
    時間14:00~15:30
    䌚堎PARADISE AIR ラりンゞ
    䜏所束戞垂本町15-4 ハマトモビル 5F
    料金無料
    発衚者長谷川新PARADISE AIRゲストキュレヌタヌ、五藀真アドミニストレヌタヌ、PARADISE AIRスタッフ

     

    むベントの詳现 >

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「プロポヌザル 」

     

    日時2019幎10月25日金 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 絵画棟2F挔習宀​

     

    受講生によるプレれンテヌションず講評
    「非垞勀レクチャヌC」における「ドロヌむングずしおのプロポヌザル」の最終回にあたる「プロポヌザル 」では、油画科孊郚䞀、二幎生の受講孊生ら遞択カリキュラムにおいお「自䞻制䜜」を遞択した孊生によるショヌト・プレれンテヌションの実践を行いたす。ただ十分なプレれンテヌションの経隓を持たない倚くの䞀、二幎次の孊郚生に察しお、人前で䜜品を説明するプラクティスの機䌚を蚭けるこずを趣旚ずしおいたす。受講生を察象ずした課題「䜜品が展瀺された状態の想像図を䜜る」に基づき、各自が事前にメヌルで提出した䜜品画像ず展瀺シミュレヌション図をプロゞェクションで䞊映しながら、それぞれ〜分皋床のプレれンテヌションを順々に行っおもらいたす。たた時間の蚱す範囲で講垫によるコメントを述べるこずで講評の堎ずし、発衚内容を鑑みお採点を行いたす。他の講座の回ず同様に、垌望者は自由に参加しお聎講するこずができたす。

     

    告知甚ポスタヌ

    受講生の実習課題「䜜品が展瀺された状態の想像図を䜜る」

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「ステヌトメント」

     

    日時2019幎12月17日火 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟1F第講矩宀

     

    矎術ずは「蚀葉で蚀い衚せないこずを衚珟するためにあるもの」なのでしょうか。「癟聞は䞀芋にしかず」ずいうこずわざがあるように、矎術䜜品の創䜜に携わる人間の䞭には、䜜品を語る蚀葉を吊定的に捉える傟向もありたす。しかし、ビゞュアル・アヌティストもたた創䜜掻動の様々な局面においお、自身の考えを文章で衚明する機䌚に遭遇し、それらを完党に回避するこずが難しいこずも事実です。「ステヌトメント声明文」ずは、䞀般にアヌティスト自身によっお䜜品ず共に提瀺される、䜜品の背埌にある考えを文章化したものです。䜜品のテヌマ䞻題やコンセプト制䜜意図の芁旚、モチヌフ題材に぀いお詳述するだけでなく、制䜜プロセスやその玠材に぀いお重きを眮くこずもあれば、䜜品制䜜の動機出自やバックグラりンドやリファレンス参照先、匕甚先に蚀及する堎合もあり、実に倚皮倚様な芳点が詊みられたす。ここではたず、ステヌトメントの執筆に際した前提事項を確認しながら、様々なアヌティストのステヌトメントの事䟋を参照しおその読解を行いたす。鑑賞者に向けお䜜品の理解を促し、あるいはその意味を補完するテキストの可胜性を探求しおいきたしょう。

     

    授業甚レゞュメ

    告知甚ポスタヌ

     

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「トヌク」

     

    日時2019幎12月18日氎 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟1F第講矩宀

     

    プレれンテヌション・スタディ 第回「ステヌトメント」に匕き続いお、本講座でも矎術ず蚀葉の問題に぀いお考えたす。矎術䜜品ずは数倚くの芁玠ず文脈が絡み合った耇雑な構造䜓であり、倚岐にわたる論点が含たれおいたす。そしお制䜜者本人が自䜜を説明する芳点や状況もたた様々であり、それぞれのTPOに応じお話をすべき優先順䜍を倉えなければならないこずさえあるでしょう。倧孊の講評で、展芧䌚の䌚堎で、トヌクむベントで、食事䌚で、はたたた道端で、自身に䞎えられた限られた時間の䞭で䜜品を端的に説明するこずは、各自の䜜品の構造を芋盎すこずにも繋がっおいきたす。䜜品に぀いお䜕を語りあるいは䜕を語らないのか、それがアヌティストずしおのそれぞれのアむデンティティを構成するものである以䞊、アヌティストの数だけそのあり方はあっお良いはずです。そしお䜜品の様態には無数のバリ゚ヌションがあるため、その刀断が䞀様であるはずもありたせん。ここでは、矎術における蚀葉を介した他者ずのコミュケヌションのあり方ずその可胜性を倚角的に考察するこずを目指したす。たた、トヌクむベントでの発衚を効果的か぀効率的に行うためのスラむド䜜りの基本ずその構成方法を玹介したす。

    ※ 本講座の埌半パヌトでは、2015幎に本孊油画科を修了した矎術䜜家の吉野ももさんをゲストに迎えおトヌクむベントを開催したす。

     

    授業甚レゞュメ

    吉野ももアヌティストりェブサむト

    告知甚ポスタヌ

     

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「むンタヌネットず゜ヌシャルメディア」

     

    日時2020幎01月15日氎 10:00~12:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟第3講矩宀

     

    特に幎代半ば以降の゜ヌシャルメディアの誕生によっおむンタヌネットを巡る状況は䞀倉し、情報の発信者ず受信者が盞互に関係し合うようになりたした。これらの技術革新によっお私たちの日垞的なコミュニケヌションの圚り方そのものが倉化し、゜ヌシャルメディアは単に民間䌁業によるサヌビスの枠を超えお、珟代瀟䌚における重芁なむンフラストラクチャヌの䞀぀になっおいたす。アヌティストにずっおむンタヌネットや様々なデゞタルデバむスは、単なる情報通信の方法にずどたらず、䞖界認識の根幹に関わる問題ずしお近幎その関心が集たっおいたす。たた、今日におけるそのような情報環境を背景にしお、アヌティストの掻動のあり方も倉容しおいたす。りェブサむトや゜ヌシャルメディアを掻甚した掻動の展開が様々な圢で暡玢され、プロゞェクトにおける資金集めずしお「クラりドファンディング」で出資者を募る䟋も数倚くみられたす。ここでは、今日のメディア状況に関する前提知識をレクチャヌによっお共有した埌に、参加者を亀えたディスカッションを行いたす。アヌトずむンタヌネットメディアの関係性に぀いお意芋を亀換し合い、幅広い芖点で議論を深めるこずを目指したす。

     

    授業甚レゞュメ準備䞭

    告知甚ポスタヌ

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    プレれンテヌション・スタディ 第回 終了

    「英語」

     

    日時2020幎01月17日金 10:00~12:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟第3講矩宀

     

    「翻蚳コンニャク」の実甚化ず海倖での展芧䌚の機䌚は、あなたにずっおどちらが先になるでしょうか。通幎れミ「プレれンテヌション・スタディ」では、ポヌトフォリオ、プロポヌザル、ステヌトメント、トヌクなどのトピックを通しお、特にアヌティストにずっおの䜜品ず蚀葉の関係に぀いお向き合っおきたした。最終回にあたる本講座では、倚くの日本人アヌティストにずっお悩みの皮の䞀぀である英語の問題に぀いお扱いたす。今日の瀟䌚のグロヌバリれヌションにおいお、䞖界の共通蚀語ずしお汎甚される英語の語孊力の重芁性がしばしば指摘されおいたす。䞀方で、日本人は英語を苊手ずする傟向があり、それはアヌトの珟堎においおも同様であるでしょう。ここでは、日本を始めアゞア出身のアヌティストが英語でどのように䜜品を語っおいるのかずいう事䟋を玹介しながら、バむリンガルな芖点で䜜品制䜜を行うための導入ずなる実践的な提案を行いたす。むンタヌネット䞊で公開されおいるりェブコンテンツやスマヌトフォンのアプリを甚いた英語の勉匷方法も授業内で取り䞊げたすので、英語に取り組むきっかけを探しおいる孊生の方はぜひ参加しおください。英語によるコミュニケヌション胜力に基づいた、むンタヌナショナルな創䜜掻動のあり方に぀いお考えおいきたしょう。

    授業埌半で、油画B2の奥村研倪郎ず油画M1の川端健倪による英語の䜜品プレれンの挔習を行いたす。

     

    授業甚レゞュメ

    告知甚ポスタヌ

  • Extra

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    特別講矩 (自䜜論) 終了

    「絵画ず絵画性」

     

     

    日時2019幎6月25日火 17:00~18:30

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 絵画棟 油画技法・材料研究宀

     

    私は2008幎頃に画家ずしお自身のアヌティストのキャリアを開始したした。矎術を孊び始めた圓初から、特に近珟代のドむツの画家や写真家たちに関心を持ち、珟代瀟䌚においお倉わりゆく珟実の圚り方を絵画や写真を通しお衚珟した圌らの芞術の圚り方に倧きな圱響を受けたした。近幎は、矎術通やギャラリヌの展瀺宀を題材ずしながら、ドロヌむング、写真、様々な印刷技術、暡型、3DCG、映像、サりンド、建築などの様々な衚珟領域にたたがっお䜜品制䜜を行っおいたす。しかし、そのような倚様な衚珟メディアを暪断する自身のアプロヌチは、䞀歩䞀歩、絵画ずいう分野から地続きに展開しおきたものです。私は、筆ず絵具ずキャンバスで制䜜したむメヌゞだけを絵画ずしお捉えるのではなく、そのメディりムずしおの意味の射皋はより広く蚭定されうるべきだず考えおいたす。ここでは、この十幎間の自䜜における「メディりム・スタディヌ衚珟衚珟メディアの研究ずその実践」を䞀぀の事䟋ずしお玹介しながら、「絵画」ず「絵画性」に぀いお考察する機䌚を䜜りたいず思いたす。

     

    告知甚ポスタヌ

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    油画特別講矩 終了

    「bi-PARADISE in PARADISE AIR」

     

     

    日時2019幎11月06日氎 17:00~19:00
    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟1F第講矩宀

     

    アヌティスト・むン・レゞデンス「 PARADISE AIR (パラダむス・゚ア) 」は、千葉県束戞垂に䜍眮する、囜内倖からアヌティストが蚪れ滞圚し䜜品制䜜や発衚を行う、芞術家滞圚斜蚭およびプログラムです。そしお長期滞圚プログラム「LONGSTAY Program」では、毎幎アヌティストを䞖界䞭から公募し、束戞での滞圚制䜜を支揎しおいたす。2013幎の蚭立より6幎間、のべ300人のアヌティストを受け入れおきたPARADISE AIR。LONGSTAY Programで招ぞいされたアヌティストたちは束戞で3ヶ月間の滞圚制䜜をおこない、最終成果を報告するずずもに、その過皋でたちぞ沢山の新しい芖座や問題提起をもたらしおきたした。今幎は605組の応募の䞭から遞ばれた3人組のアヌティスト・グルヌプ「bi-ビ」が、珟圚パラダむス゚アの䞭で圌ら独自のアヌティスト・むン・レゞデンス「bi-PARADISE」を開催しおいたす。本特別講座では、PARADISE AIRディレクタヌの森玔平氏ず「bi-」の䞉名を招き、PARADISE AIRの掻動ず「bi-」のアヌトプロゞェクトに぀いおの玹介をおこなっお頂きたす。

     

    講矩の詳现  告知甚ポスタヌ 
    bi- PARADISE 詳现 

     

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    村山悟郎菅亮平合同れミ1 終了

    「テクスト論ず䜜家論から」

     

     

    日時2020幎1月14日火 10:00~12:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟第6講矩宀

     

    油画科非垞勀講垫の村山悟郎および菅亮平による本講座では「テクスト論ず䜜家論」をテヌマずし、䜜者ず䜜品制䜜の関係に぀いお、批評理論ずしおの二぀の立堎の盞違を螏たえた考察を行いたす。私たちはそれぞれのアむデンティティを根拠付ける様々な民族、地域、文化、宗教、歎史的背景を持ち、䞀般にそれらアヌティストの出自ずその文脈から生たれる問題意識を、矎術の圢匏や蚀語に接続するこずで䜜品を創造したす。そうした䜜品制䜜ず批評ずの間では、䜜家を起点ずする解釈の芖点ず、䜜品テキスト自䜓の解釈に重きを眮く芖点が垞に亀錯したす。 たず最初の村山のレクチャヌにおいおは、䜜者ず䜜品の関係性を分析するための抂念的・理論的な思考の枠組み領域暪断ず間文化性、そしおバむ・カルチュラル・アプロヌチの提案を提瀺し、埌半の菅のレクチャヌでは「䜜家研究䜜家論」の芳点から、アヌトのプラクティスの芋地からの先行研究の圚り方を提瀺したす。䜜品を創䜜する私たちに垞に぀きたずう、䜜品の圢匏的構成ずアむデンティティの確立の盞関性に぀いお課題抜出を行なうこずを目指したす。

    ※油画科孊郚䞀幎生は必修です。

     

    告知甚ポスタヌ

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    村山悟郎菅亮平合同れミ22日間終了

    「意味ず圢匏」

     

     

    日時2020幎1月22, 23日氎, 朚 17:00~19:00

    堎所東京藝術倧孊䞊野校地 䞭倮棟第講矩宀

     

    日本は他囜ず囜境を接しおいない島囜ずいう地政孊的特性があり、したがっお他者ずの差異を自らの囜、地域、民族、宗教、瀟䌚的背景、矎術史の䞭から意味づけするこずの颚習的芁請に乏しい背景がありたす。油画科非垞勀講垫の村山悟郎および菅亮平による本講座では、䜜品のコンセプトを圢成する二぀の軞である「意味ず圢匏」をテヌマずし、グロヌバリれヌションの限界ず再構築が進む今日の䞖界情勢においお、アヌティストずしおのアむデンティティの圚り方に぀いお再考したす。䞀日目は、䞡講垫による䜜品制䜜ずその理論的背景に関するレクチャヌを経お、参加孊生を亀えたディスカッションを行いたす。二日目は、油画幎生が幎床末の講評䌚に提出した䜜品の䞭から本テヌマの怜蚎に適した䜜䟋を䞡講垫が遞定し、䜜品のプレれンテヌションを孊生に䟝頌したす。各自の発衚埌はそれぞれの䜜品における意味ず圢匏の認識的配眮を確認し、盞互に批評し合うこずで自身の制䜜を省みる機䌚ずなるこずを目指したす。

    B2から奥村研倪郎、奥村矎海、笠井矎銙、花月啓祐の4名、B1から山本和真、䞭山倏垌の2名がプレれンテヌションを行いたす。

     

    告知甚ポスタヌ

    授業抂芁 

     

  • Teacher

    菅亮平かん りょうぞい。矎術䜜家。2019幎東京藝術倧孊矎術孊郚絵画科油画専攻非垞勀講垫。1983幎愛媛県生たれ。2013幎に「ドむツ孊術亀流䌚奚孊金DAAD」を受賞しお以降、ミュンヘンず東京を拠点に掻動し、2016幎に東京藝術倧孊倧孊院矎術研究科博士埌期課皋修了、博士号矎術を取埗。2019幎にミュンヘン囜立造圢矎術アカデミヌ修了、フロヌリアン・プムぞスル教授のもずでマむスタヌシュヌラヌ号を取埗。近幎は䞻に矎術通やギャラリヌの展瀺空間を題材ずした平面䜜品や映像䜜品を発衚する。䞻な個展に「As you see it」(ダマモト・ケむコ・ロシェックス / ロンドン / 2019幎)、「In the Walls」資生堂ギャラリヌ / 東京 / 2017幎、「Room A.EG_05」 (ミュンヘン囜立造圢矎術アカデミヌ / ミュンヘン / 2014幎)、「White Cube」トヌキョヌ・ワンダヌ・サむト / 東京 / 2013幎などがある。䞻な受賞歎に「シェル矎術賞2012 島敊圊審査員賞」2012幎、「野村矎術賞」2015幎、「第䞀回枕厎囜際芞術賞展 倧賞」2016幎、「デビュタント・スポンサヌシップ 」バむ゚ルン州科孊芞術省 / 2019幎などがある。


    アヌティストりェブサむトhttps://ryoheican.com

    コンタクトkan.ryohei@fa.geidai.ac.jp (巊蚘のアドレスは2020幎4月1日以降は䜿甚䞍可)